この時期のベニシダレモミジ

こんにちは。小俣造園の小俣聖です。

連日厳しい猛暑が続いていますね。私もスポーツドリンクを飲みまくってなんとか熱中症にならずに済んでいます。日中はおそらく4Lくらい飲んでますね。それでいてトイレに行きたくないというのはそれだけ汗をかいているということでしょう。気象庁も命に関わる暑さであると警戒を促していますので、皆様もどうぞこの夏はご自愛ください。

さて、本日はこちらのお客様のお庭にあるベニシダレモミジのご紹介です。

ベニシダレモミジ 7月
ベニシダレモミジ 7月

先ほどの写真のものと合わせて計3本あります。この時期になると葉が少し黄色味を帯びるのがベニシダレモミジの特徴です。以前の記事でもご紹介しましたが、紅葉の時期だけでなく春先と秋の年2回、葉が赤く染まります。

ベニシダレモミジ 4月
ベニシダレモミジ 4月

別のものですが、同品種の4月時点での写真です。比較写真があると違いが一目瞭然ですね。紅葉シーズンになると再びこの色になって落葉します。どちらの色でも他の植木の葉色に緑色が多いなか、色彩のコントラストが付くので綺麗ですね。

また落葉した後の掃除が他のモミジに比べて簡単です。多くのモミジは落葉後に雨が降るなどすると地面にペタッと張り付いてしまうのに対して、ベニシダレモミジは葉が丸くなるように萎れて落葉するので地面にも付きづらく、箒やブロワーを使えばあっという間にまとまります。色彩と形だけでなく、こういった後処理のしやすさも庭師にとっては大きな魅力でもありますね。

 

今回伺ったお客様のベニシダレモミジは十分な植栽スペースもあるため、他では滅多にみられないほどのボリューム感があり素晴らしい植木です。今よりも更なる美しい形になるように日々精進していきます。

 

それでは失礼します。次回の更新もお楽しみに!

 

小俣